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「しらふバー」を英語で言うと?

しらふバー

 

 2019年7月5日(金)テレビ東京のモーニングサテライトでパックンが「しらふバー」の紹介をしていました。チラ見なので日本のことかと思っていましたが、どうもアメリカ発祥のようでした。Googleで ‘sober bar’ を検索すると、トップに出たのが SoBar でした。デンバーにオープンするNPO「しらふレストラン」だそうです。ほかも探してみると、BBCの報道では、ニューヨーク、ロンドンなどでも人気のよう。BBCの記事では、酒のないバー (a bar without booze) とはなんだか矛盾表現 (oxymoron) のようだとして、an aquarium without fish (魚のいない水族館)、a bakery that doesn’t serve bread (パンの出ないベーカリー)を例にあげています。ちなみに矛盾[撞着]語法の例としてデジタル大辞泉は「無慈悲な親切」「ゆっくり急げ」などをあげています。

 さらに言えば、酒を飲んでも(少なくとも見かけ上は)しらふの人もいますよね。こんな意見を言ってきたネイティブがいました:To me "sober" means "not intoxicated or drunk". This state of mind can still exist when a person of average weight drinks no more than two drinks in a couple of hours, certainly no more than that in three hours. (私にとって sober (しらふの)の意味は「酩酊していない」ことです。並の体重の人が2時間ほどかけて2杯ほど飲んでも酔っぱらいません。ましてや、それだけの量を3時間かければ酩酊しません。)だから、アルコールを1滴も出さないバーをsober barというのはおかしいというのですが、これ屁理屈といえば屁理屈ですね。

 それでは、「しらふバー」にまつわる英語を。

 

しらふバー alcohol-free bar; sober bar; booze-free bar; bar without alcohol [booze]; zero-alcohol bar (頻度はだいたいこの順序)

[類例] a dry bar

[コロケーション] しらふバーの出現 emergence of sober bars

 しらふバーを開く open a sober bar

 しらふバーに入る go into an alcohol-free bar

[用例] しらふバーが人気になっている Booze-free bars are becoming so popular.

[類例] しらふパーティー a sober party

 しらふレストラン a sober restaurant 

 しらふ期間 a sober period; a period of sobriety

 

【スギサポdeli 公式サイト】